STORY
物語のはじまり
物語のはじまり
人々はまだ知らない。
見えている世界の裏側に、別の世界が重なっていることを。
サニ・アレストラは、将来の夢をまだ決められないまま日々を過ごす、十五歳の少年。
大人として認められるための通過儀礼「昏渡り」を迎えた日から、彼の日常は少しずつ崩れはじめる。
夢の中に現れた異形の存在。
素性の知れないひとりの男。
そして、目覚めた後も残る身体の違和感。
悪夢からはじまった出来事は、やがてサニを“翳りの世界”へと導いていく。
『カゲリノセカイ』は、夢と現実、身体と魂、見える世界と見えない世界の境目をめぐる長編ダークファンタジーです。