ABOUT

作品紹介

STORY

物語のはじまり

物語のはじまり

人々はまだ知らない。
見えている世界の裏側に、別の世界が重なっていることを。

サニ・アレストラは、将来の夢をまだ決められないまま日々を過ごす、十五歳の少年。

大人として認められるための通過儀礼「昏渡り」を迎えた日から、彼の日常は少しずつ崩れはじめる。

夢の中に現れた異形の存在。
素性の知れないひとりの男。
そして、目覚めた後も残る身体の違和感。

悪夢からはじまった出来事は、やがてサニを“翳りの世界”へと導いていく。

『カゲリノセカイ』は、夢と現実、身体と魂、見える世界と見えない世界の境目をめぐる長編ダークファンタジーです。

FEATURE

作品の特徴

「カゲリノセカイ」で描かれるのは、ひとつの世界だけではありません。
夢、死後の世界、怪異、人ではない存在、身体と魂の原理が重なり合いながら、登場人物たちの選択と運命を動かしていきます。

  1. 夢と死後をつなぐ多層世界

    『カゲリノセカイ』の舞台には、人々が普段過ごしている世界の外側に別の領域があります。

    それらは単なる別世界ではなく、生きること、眠ること、死後に向かうことと結びついた場所です。
    舞台が広がるほど、世界そのものの成り立ちも少しずつ見えていきます。

    「翳りの世界」は、その中でも物語の入口となる重要な領域です。
    現実に似ていながら、現実とは異なるその世界が、サニの見ていた悪夢や身体の違和感とも関わっていきます。

    夢と死後をつなぐ多層世界
  2. 身体と魂をめぐる存在構造

    人をはじめとする全ての生命の身体は、さまざまな仕組みに支えられています。

    起きているとき、眠っているとき、寿命を迎えたとき。
    存在する場所が変われば、身体のあり方も変わります。

    どの世界にいられるのか、何を得て、何を失うのかも、その仕組みにより左右されます。
    身体と魂の関係が揺らぐことで、その人物が置かれた状況や意味も変化していきます。

    身体と魂をめぐる存在構造
  3. 異変を生む見えない秩序

    悪夢、身体の違和感、人ではない存在との遭遇。
    『カゲリノセカイ』で起きる超常的な異変の奥には、この世界を成り立たせている理があります。

    目に見える不思議な現象は、その理が表側へとにじみ出たものです。
    何かが壊れたから現れるものもあれば、何かを保とうとするために生じるものもあります。

    異変は、この世界の裏側を知れる隠れたメッセージです。
    世界と存在の仕組みに触れることで、複雑に絡み合う関係性が見えてきます。

    異変を生む見えない秩序

GUIDE

物語を読むために

初めて読む方は、まず『EPISODE』から本編をお読みください。
第一部『中宵の夢想』の導入話「File.0 オリノナカノセカイ」から、サニの物語が始まります。
世界の構造や舞台を知りたい場合は『WORLD』、登場人物を確認したい場合は『CHARACTERS』をご覧ください。

本編を読む時は、各話の右下のから補助案内を開くことができます。
人物と用語をその場で確認でき、音楽をお楽しみただくこともできます。